最近インターネットがおもしろくない理由

SNSにおいて、「ライク」と「シェア」という仕組みが非常にまずいものであるとトーバルズ氏は述べています。これらの動作は多くとも数クリックと非常に簡単に行えてしまうので、本当に価値がある情報かどうか確かめる前にライクやシェアを行ってしまいがちです。トーバルズ氏はこうしたボタンについて「正義心などの感情的な反応を引き出すようにデザインされている」と批判しています。 ▼「SNSは不健全な状態だ」とLinuxの生みの親リーナス・トーバルズがインタビューで言及 http://gigazine.net/news/20190404-linus-torvalds-facebook-disease/

「正義心などの感情的な反応を引き出すようにデザインされている」とはそのとおりで、サービス提供者だった身としてはそのデザインこそが秀逸だと思う。 同時に、これこそがインターネットがおもしろくなくなっている理由のひとつでもある。

國光さんが「インスタやFacebookはそろそろ終わると思っている」と言っているのも同じ。(そこからこの新時代のSNSに通じるのはまだちょっと理解はできないけれど。)

昨夜電車の中でスーツ姿の若者二人と居合わせたんだけど、渋谷から和光市までの40分間ずーっとビジネスシューズの話をしていた。 ファッション弱者な私にはさっぱり内容がわからなかったけれど、その会話の中にブランドとそのブランドの歴史などの知識量がすごくて100%オタクな会話だった。

そう、好きなことをオタッキー(死語)に語れる場がネット上から消えた。

かつてはそれを2chが担っていたけれどTwitterに取って代われた、(気がしてた)。

TwitterをはじめほとんどのSNSはソーシャルグラフなので「そのひと」への関心でできている。 「そのこと」への関心で結ばれるインタレストグラフは(ハッシュタグという作法が現れたけれど)未だ実現しているとはいえない。

そのことについて、家族、友達、同僚から白い目でみられるくらい、熱狂的になれる場。 このホワイトスペースにこそ「新時代のSNS」になるべきものがあって、あらためてインターネットがおもしろい場所になるのではないだろうか。


(そう思いながら10年くらいすぎてしまったんだけどね…)

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